留学・音ゲー・研究備忘録

heine98の音ゲー・研究・留学の記録。Juliaとかlatexとか使います。

そう、端的に言ってやることがないのである

なぜか一段落した後も大学で指導教員とミーティングが発生するので、毎日大学にこざるを得ない。 家にいても寝るだけなので、それなら起きてたほうがいいかとも思うが、それにしても8時間窓際族みたいに何もせず存在してるのは苦痛である。

そういえば、留学前にauスマホの契約を一時休止にしていた。最大5年間寝かせられるので、6年目になる前に休止の更新をしないとなと思っていた。 そしてその期限が去年の夏であった。幸いにもコロナで日本にいたので手続きに行くことはできたのだが、どうも厳密には数日から数週間ほど遅かったようである。 休止期間をすぎると自動的に復帰すると思っていたので面倒くさいなと思いながら窓口で手続きしてもらおうとしたところ、休止期限をすぎると自動解約となるそうだ。 それによりそれまでの5年間、スマホに届いていたかもしれないすべてのメールを見ることができなくなっていた。

留学前などはもちろんすでにスマホでLINEによる連絡が主流だったが、中学高校のOB会関連の連絡はメールだった気がする。 一応部長だったので取りまとめたり下の世代に連絡を回したりしなければならなかったのだが、特にその手の連絡をしないまま消えたので、 元顧問や上の世代から連絡が来ていたら大層なお怒りだったかもしれない。 特に2個上の先輩は本当に人間的に嫌なやつで、昔OB会後の飲み会のあっと平手打ちをしてくるバカ野郎だった。そんなやつが医者やってるんだから最悪である。

その他にも、まあ中高の知り合いとはメールでしかやり取りする機会がなかったので、彼らのLINEは知らない。もちろん、連絡先は残っているので 本当に必要なら連絡はできるだろう気もするが。

本当は昨日から6年間で得たものと失ったものの話でもしようかと思っており、メールのことについて思い出したので触れておいた。 ちなみに、昨年日本で過ごす間に高い上に使い物にならない一時帰国者用のsimを解約し、ahamoに切り換えていたので、連絡手段についてはなんの問題もなかった。 まあahamoは休止する面倒くさかったので、普通に9ヶ月ほど使っってもいないのに基本使用料を払っているのだが。

それで、ポジティブな話から始めたほうが気が紛れるだろうから、この6年間で得たものについて考えてみよう。 学位、まあそれはよかった。これがなければ今後の人生は本当に悲惨である。まあ国内で見たらとてもいいところに拾って頂けた。

人脈については微妙なところである。 確かに指導教員には恵まれたといってもいい(学科内ではかなり好き嫌いの分かれるタイプの人格なのだが)が、友人関係に関しては、元来のコミュ障でそこまで広がらなかった。 狭く深くといえば聞こえはいいのだが、まあ数人くらいは卒業後もコンタクトを取りたいなと思える人たちはいる。韓国人の友人は東京に就職するので今後も親しくできそうだ。

海外生活経験、これは別に好きでやっていたわけじゃないのでなんとも言えない。就職に有利になるのでという一点だけにおいて耐えてきたので。 まあ普通に生活していたらなかなか体験できないことだろうから、そういう意味では貴重だっただろう。でももう二度とゴメンだ。

翻って失ったものは重い気がする。 人間関係。もともとそんなにあったわけではないが、日本にいた頃残っていたリアルの人間関係はほぼ消滅した。 地元でバイトしてたときにバイト仲間と、大学のクラスメイト数人は一時帰国したときにたまに飲んでいたので、まだギリギリ残っている。 あとはTwitterのフォロワー頼みだ。

年齢に関する全て。普通に働いていれば大変なことはあっただろうが、生涯年収についてここまで気を揉むこともなかったのではないかなと考えてしまう。 幸いにもテニュア職を得たものの、まあこの地位でもこんなもんかみたいな昇給パスがすべて見えているので、なかなかな悲しみがある。 また、結婚恋愛関係についてもなかなかつらいことはあったし、もう向こう見ずにできるものでもなくなってしまった。結婚相談所に行くことに抵抗はないが、 どうしても最初は結婚してやっていけそうかというところから判断してしまうんだろうなという気がする。結婚しないという手もあるのだが、やはり個人的には一人で生きていくのは悲しすぎるなという気持ちがある。 また、単純に30前後の年齢で好きなように日本で生活できなかったというのは、今後の人生においてどんな思い出になるのかふと考えることがある。

健康面。卒業直前の歯のトラブルは確実に長年歯のメンテナンスを怠っていたツケなので、これはかなり悲しみが深い。 が、それ以外にも一人暮らしでタガが外れて、かなり酒漬けタバコ漬けの生活が完成してしまった。 さすがにこんな生活をずっと続けていくのは不可能だとわかっているのだが、直せるのかどうかかなり怪しい。自分に甘い性格なので。

失われた10年ではないが、これからやっと安定した所得を得て(大学の給料はほとんど生活最低限)日本で生活できるので、 散財をせず、慎ましやかに楽しい生活を送っていきたいものである。